『黄金のアウトプット術』成毛眞

アウトプットとは何か?なぜアウトプットが大事なのか?どうアウトプットをすればいいのか?「日本の大人はアウトプットが不足している」と著者は話す。情報をどう発信していけばいいのか、SNSが広まっている現代にぜひ読んでほしい一冊。

特に、こんな方は必読!なかなか自分のことを話せなくてストレスをため込むタイプの人。何かしたいと思っているのに何をすればいいかわからない人。他人のSNSを見ているだけで自分では何も発信していない人。この本を読めば、やる気がムクムク!すぐに自分をアピールしたくなる!

なぜこれほどまでにアウトプットをすすめるのか。それは、アウトプット=自分を表現することだからだ。自分を表現することで、自分も他人も「私」がどういう人かを理解できる。そうすると、周りの状況が自然と変わっていく、という。

また、アウトプットの具体的な方法も紹介されている。文章の書き方や、話し上手になるための方法、見た目を整えること、落語を聞きなさいなど、自分を表現する方法はたくさんあることがわかる。

私はこの文を読んでハッとした。「まったく運動しないのにカロリーばかりを摂取しているような状態で、これでは消化不良を起こすし、健康に良くない。何事も、入れるならそれ相応に出さなくてはならない。」それまで、情報、食べ物、ストレスを詰めこめるだけ詰めこんでいた私は爆発寸前!そうか!これからは出して出して出しまくればいいんだ、と晴ればれとした気持ちになったのだ。

さらに「どのアウトプットの才能があるか、伸びしろがあるかも、やはりやってみないことにはわからない。(中略)多才とされている人は、多くのことにチャレンジし、そのうちのいくつかの才能に気づいた人だと言える。いつでも語られるのは上手くいった話ばかりなのだ。」と、アウトプットに挑戦する背中まで押してくれる。こうして私は読書ブログを始めることにした。

著者の成毛眞さんは、元マイクロソフト社の社長であり、現在は書評サイト「HONZ」の代表を務めている。アウトプットの達人なのだ。

これほどまでに情報があふれているなかで、私も含め、多くの人が身も心もパンパンになっている。今までは受け身だったけれども、これからは逆に発信していこう!その環境は十分整っている。あとは、あなたの気持ち次第!私もまだアウトプットの初心者だが、前に比べると生活は楽しくなりつつある。そんな気持ちをあなたにもぜひ持ってほしい!